医療費の削減を目的とした病床再編

慢性期の患者が入院する療養病床には、医療保険が適用される医療型療養病床と、介護保険が適用される介護型両用病床があります。介護型については、いわゆる社会的入院とされる、医療の必要性がそれほど高くない患者が多く入院しているとして、医療費の抑制政策の一環として2011年度末での廃止が決定されています。

これに伴い、介護型療養病床を持つ病院に、他の病床や介護療養型の施設などへの転換が求められたことが、病床再編のきっかけとなりました。しかし病床の転換は進まず、このまま介護型両用病床を廃止すれば、多くの介護難民を発生させるなどの理由で、2011年3月現在、その廃止は2017年度末までの期限延長が決まっています。

療養病床を持つ病院では、病棟を改築して回復期リハビリ病棟にするなど、その地域に不足している機能を担うための機能分化も考慮に入れて再編を行うところも出てきました。